2014年3月10日 (仮訳)中国産の新種Lepiota nigrosquamosa Liang, J-F. & Yang, Z-L., 2013. Lepiota nigrosquamosa, a new species from China. Nova Hedwigia. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2013/00000096/f0020001/art00010 [Accessed March 9, 2014]. 【R3-00485】2014/03/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国南東部で採集された菌を、Lepiota nigrosquamosaとして新種記載した。 本種は傘に帯褐色~黒色の鱗片を持ち、柄が紡錘形で、担子胞子が広紡錘形であることなどで特徴づけられた。 傘表皮は糸状被で、類円筒形の細長い末端要素が短い棍棒形の要素に混じって見られた。 中国四川省アバ蔵族羌族自治州紅原県刷経寺 (新種) Lepiota nigrosquamosa J.F.Liang & Zhu L Yang 語源…黒い鱗片の 【よく似た種との区別】 Lepiota acutesquamosa 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい 本種と異なり担子胞子が紡錘形~広紡錘形ではなく円筒形 本種と異なり傘表皮の疣がピラミッド形 本種と異なり傘表皮を覆う要素が球形~楕円形の細胞からなる Lepiota clypeolaria 同じLepiota節の「クレード1」に含まれる 担子胞子が紡錘形 傘表皮が糸状被 本種と異なり傘表皮に黒い鱗片を持たない 本種と異なり真のつばを持たない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lepiota magnispora(コゲチャワタカラカサタケ) 同じLepiota節の「クレード1」に含まれる 本種と異なり担子胞子が紡錘形~広紡錘形ではなくペンギン形 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lepiota atrosquamosa 傘表面に黒色の鱗片を持つ 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が紡錘形~広紡錘形ではなく楕円形 本種と異なり傘表皮を覆う要素が鎖状に連なった円筒形~類円筒形の細胞でしばしば分枝する Lepiota kuehneriana 同じLepiota節の「クレード1」に含まれる 柄につばを持つ 担子胞子のサイズの範囲が重なる 担子胞子が紡錘形 傘表皮が長円筒形の要素からなる ITS領域に基づく分子系統解析でごく近縁 本種と異なり傘表面に帯黒褐色~黒色の鱗片を持たない 本種と異なり傘中央部の表面に稀にピラミッド形の鱗片を持つ ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lepiota subgracilis 同じLepiota節に含まれる 柄につばを持つ 担子胞子が紡錘形 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり傘表面に帯黒褐色~黒色の鱗片を持たない 本種と異なり傘中央部の表面に小さな繊維状~ピラミッド形の鱗片を持つ ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される